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小説サークル「王様の耳」本拠地にて。本やハンドメイド作品の紹介をします。
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「あなたの苗字になるのは、嫌です」


たとえ愛しい人が相手でも。
この戦いには、負けられないワケがある。




『我らのネーム・ウォーズ』
文庫サイズ/96p/700円


二冊目に出した小説です!


好きになる人って、苗字で選べませんよね。
そして日本では夫婦が同姓である必要がある。
──ご存知でしょうか、世の中では結婚に伴う苗字事故が日々起こっているということを…!!


アオイ、エリ、マキ、ユウキ。
組み合わせの悪い苗字と名前、もしくは夫婦が同姓同名、パターンは様々ですが現実に有ることなのです。


今回のテーマは「苗字」。
結婚適齢期の若き男女が苗字を巡って熱い戦いを繰り広げます。


それでは人物紹介と参りましょう。



【登場人物】

駒沢 琴子(コマザワ コトコ)
主役の一人。とあるガス会社に勤める25歳の事務員。
誰に対しても丁寧な口調で話し大人しそうだが、おっとりした見た目に反して頑固で負けず嫌いな節がある。
頭の中では繋がっているものの言葉にするのが下手なようで、時折突飛な発言をする。


金子 俊介(カネコ シュンスケ)
主役の一人。とあるガス会社に勤める32歳の営業マン。
凛々しい眉が印象的で堂々としており、面倒見の良さから後輩に慕われている。しかしその実かなりの奥手で慎重派。
若干妄想癖があり、脳内劇場が絶えない。
どんな状況でも仕事は必ず片付ける。そう、どんな状況でも。


この他、二人の後輩だったり同僚だったりする岬くんと新庄さんという男女も登場します。二人にとって梃子(てこ)のような存在。




さて主役の金子と琴子ですが、おわかりの通り、苗字と名前それぞれに「子」が入ってるんですよね。
それが冒頭の台詞に繋がってしまうのです。


夫婦とは、姓を同じくする必要がある。
でも金子琴子になりたくない。


事実、婿養子とかそんなんでなくて女性の姓をとることも可能なのです。選べるのです。
しかし名前が変わるなんて思って生きてこなかった分、男性にはそのハードルがどうにも高い。
とはいえ女性だって面倒な手続きだらけで困るのは同じです。

加えて名前との相性が悪いとなれば、ここは相手に折れてほしいのがお互いの本音。



そうやって苗字論争……彼らの“ネームウォーズ”が開戦するのです。



他、結婚すると苗字と名前が同音になってしまうカップルによる水面下の戦いもチラホラ登場します。



論争に決着はつくのか、そもそもちゃんと告白出来るのか(そこから?!)。


大人たちの、大人だからこそ焦れったい、そんな恋愛小説です。



ちなみにこのお話、なんとpixiv限定公開で番外編が二本掲載されております。そちらの方も併せてどうぞ。



大変余談ですが、藤咲が以前お付き合いしていた人は「この人の苗字とは…ちょっと…組み合わせが…」と思う感じの苗字でした。大丈夫、お別れしました。大丈夫とは。



そんなこんなで、こちらも在庫のある商品ですので、イベント参加時にはぜひよろしくお願いいたします。




藤咲でした。


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藤咲 沙久
年齢:
32
性別:
非公開
誕生日:
1991/10/28
趣味:
創作
自己紹介:
年相応に見られない成人。
なんでプロフ画像こんな大きくなるかね。
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