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小説サークル「王様の耳」本拠地にて。本やハンドメイド作品の紹介をします。
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印刷所への入稿予約日は来週なのに表紙が出来てません。
どうも藤咲です。わりとピンチです。


そんな状況ではありますが、今回はpixiv掲載中の作品紹介をしたいと思います。




前々回に書いた『我らのネーム・ウォーズ』、結婚に伴う苗字論争のお話でした。
それよりも時系列としては少し前の出来事が番外編となりました。

前提となるストーリーでもあるので、本編より先に読んでいても問題ない構成になってます。




☆『恋と呼ぶにはまだ早い』 ──金子✕琴子編




今より仕事への自信も無く、金子との関わりも薄かった頃。
「面倒見がよく、尊敬は出来る先輩」と思う最初のきっかけはここからでした。
やっかいなお客から掛かってきた一本の電話に冷や汗が止まらない、とある一日の出来事。


どんな手段を取っても誰かに怒られそうな、しかもそれを自分で判断しないといけないなんて状況は正直嫌ですよね。気持ちぐるぐる。

その決断を褒められたとしても、何をどんな風に評価されたかで心の救われ方も変わってくると思います。そういうお話。


リンクはコチラから。pixivに別ウインドウで開きます。
pixivー恋と呼ぶにはまだ早い






☆『貴女限定。』 ──岬✕美咲編





岬が美咲にプロポーズする前。
本編には収録出来なかったWミサキだけの短編です。

岬の家で宅飲み中、大変控えめな彼女のバストを巡った少しだけ色っぽいお話。
皆様のお好きなサイズはおいくつですか。

ちなみに本編で金子さんが教えてもらえなかった琴子のサイズはDカップです。
まさかここで明かすことになるとは。


こちらは直接的な表現がないものの、内容を考慮して念のため年齢制限作品としてます。
その為直接のリンクは控えておきますので、読まれる方は藤咲のpixivページからどうぞ。





本当にちょっとした小話なんですが、本編とプラスして知ってると少し楽しかったり。
もしくは本編を読む前に知っておいたら少し楽しかったり。


そんな感じで気軽に見てもらえたらと思います。




ではでは、そろそろ絵を描かないとやばばな藤咲でした。









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「少しくらい、寂しがれ」

窓を叩く大粒の雨。
それは初めて見た、君の頬を流れる雫によく似ていた。





『君とソラが泣いた日に』
文庫サイズ/106p/800円



やっとこの紹介が出来ます、新刊です…!


今回は短編集、全部で五編の収録です。
通ずるテーマとしては「純愛」と言ったところでしょうか。


表題作の人物紹介と、各話の簡単な紹介をしていきたいと思います。




【登場人物】

辻井 柊平(ツジイシュウヘイ)
文芸部員の男子高校生。目つきと口の悪い読書好き。
文才は乏しく、曰く「小学生の作文」レベル。よく後輩にお勧めの小説を貸している。
中森へ想いを寄せるが、友達以上に見られてる自信がなさすぎて告白出来ない。


中森 空(ナカモリアオ)
文芸部員の女子高校生。とにかく元気で明るく笑う。
自分のアオという読み方を気に入っており、周囲からはアオちゃん、アオ先輩と呼ばれる。
部員みんなを名前で呼んでいて、特に柊平と志朗に懐いているようだ。


遠江 志朗(トオトウミシロウ)
文芸部員の男子高校生。かつ美術部員。かつバスケ部員。
どんな時でも爽やかな笑顔をたたえているものの、時にそれが胡散臭い。
周りを嬉しそうにちょこちょこする中森と素直じゃない柊平を楽しく見守っている。



************

季節は夏。文化祭も目前。
好きな女の子から無邪気に懐かれ、気恥ずかしいやらもどかしいやら。複雑な気持ちを抱いたまま柊平は夏休みの部活動に参加していた。人の気を知ってか知らずか今日も「柊ちゃん、柊ちゃん」と空は明るく笑う。

こんなに近い距離にいるのに、告白して関係が壊れたらどうするのだ。
いつか、そう、例えば卒業式にでも何とか伝えられたら。
進路が分かれる前に言えたら。

そう、思っていたのに。

************



このお話を最初に考えたのは、藤咲が現役高校生だった頃。
当時らしい、シンプルで純粋な恋心を描いた物語を現在の文章でリメイクしたものです。

ひたすらピュアなメイン二人に、実は別に考えていた漫画の主役だった遠江で良い味を添えて、微笑ましい気持ちになってもらえるストーリーになってます。



では他の短編についても触れていきたいと思います!↓↓



【各話紹介】

『真田くんは弟ができる予定です。』
大好きな宮陽さんに喜んでもらいたい! 天真爛漫、ちょっとお馬鹿な高校生・真田の好きな人は親友である広末のお姉さん。未来の弟(予定)にどう思われてるのかもちょこっと心配なドタバタ会話劇。


『share temperature ~ぬくもり~』
周りを取り巻く時間は、沈黙のまま止まっているようにも、忙しなく疾走しているようにも思えた。わたしが今きちんと生きてるのか自信が持てない。
紅が舞う並木道。ここを一緒に歩いた元恋人とわたしは、冬と春で正反対の存在だった。


『恋はいつから始まるか』
苗字の変化は男女ともに可能性がある。だから僕の名前はよく気をつけて命名されたはずなのに、まさか名前が原因で女の子に振られてしまうなんて?!
名前事故に負けそうになりながら、今日も可愛いあの子と会話がしたくて奮闘する。


『広末くんは兄をつくる予定です。』
これは道ならぬ恋。叶えてはいけない愛。
自分の手で抱きしめることが出来ないのなら、せめて優しい相手と幸せになってほしい。
だから早く、少しでも早く。お前の手で、おれから彼女を奪ってよ。




ーーーーーーーーーーーーーー


以上、様々な形をした五つの恋物語。
1/19(日)の関西コミティア57初出となります。






今回はなんと。初の表紙カバー仕様!
カバー下には、帯の答えである漫画も載っているのです。
全体像はご購入者様のみに公開ということで…。




少々長くなってしまいましたが。
今作もよろしくお願いいたします!!




藤咲でした。








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◆加筆修正のお知らせ◆


【小説】ぼくとその研究対象Yの日常。
の記事を追記いたしました。

・誤字訂正
前編→全編(登場人物:須藤薫子の欄)

・加筆
作品テーマについて


よろしくお願いいたします。

藤咲。

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「あなたの苗字になるのは、嫌です」


たとえ愛しい人が相手でも。
この戦いには、負けられないワケがある。




『我らのネーム・ウォーズ』
文庫サイズ/96p/700円


二冊目に出した小説です!


好きになる人って、苗字で選べませんよね。
そして日本では夫婦が同姓である必要がある。
──ご存知でしょうか、世の中では結婚に伴う苗字事故が日々起こっているということを…!!


アオイ、エリ、マキ、ユウキ。
組み合わせの悪い苗字と名前、もしくは夫婦が同姓同名、パターンは様々ですが現実に有ることなのです。


今回のテーマは「苗字」。
結婚適齢期の若き男女が苗字を巡って熱い戦いを繰り広げます。


それでは人物紹介と参りましょう。



【登場人物】

駒沢 琴子(コマザワ コトコ)
主役の一人。とあるガス会社に勤める25歳の事務員。
誰に対しても丁寧な口調で話し大人しそうだが、おっとりした見た目に反して頑固で負けず嫌いな節がある。
頭の中では繋がっているものの言葉にするのが下手なようで、時折突飛な発言をする。


金子 俊介(カネコ シュンスケ)
主役の一人。とあるガス会社に勤める32歳の営業マン。
凛々しい眉が印象的で堂々としており、面倒見の良さから後輩に慕われている。しかしその実かなりの奥手で慎重派。
若干妄想癖があり、脳内劇場が絶えない。
どんな状況でも仕事は必ず片付ける。そう、どんな状況でも。


この他、二人の後輩だったり同僚だったりする岬くんと新庄さんという男女も登場します。二人にとって梃子(てこ)のような存在。




さて主役の金子と琴子ですが、おわかりの通り、苗字と名前それぞれに「子」が入ってるんですよね。
それが冒頭の台詞に繋がってしまうのです。


夫婦とは、姓を同じくする必要がある。
でも金子琴子になりたくない。


事実、婿養子とかそんなんでなくて女性の姓をとることも可能なのです。選べるのです。
しかし名前が変わるなんて思って生きてこなかった分、男性にはそのハードルがどうにも高い。
とはいえ女性だって面倒な手続きだらけで困るのは同じです。

加えて名前との相性が悪いとなれば、ここは相手に折れてほしいのがお互いの本音。



そうやって苗字論争……彼らの“ネームウォーズ”が開戦するのです。



他、結婚すると苗字と名前が同音になってしまうカップルによる水面下の戦いもチラホラ登場します。



論争に決着はつくのか、そもそもちゃんと告白出来るのか(そこから?!)。


大人たちの、大人だからこそ焦れったい、そんな恋愛小説です。



ちなみにこのお話、なんとpixiv限定公開で番外編が二本掲載されております。そちらの方も併せてどうぞ。



大変余談ですが、藤咲が以前お付き合いしていた人は「この人の苗字とは…ちょっと…組み合わせが…」と思う感じの苗字でした。大丈夫、お別れしました。大丈夫とは。



そんなこんなで、こちらも在庫のある商品ですので、イベント参加時にはぜひよろしくお願いいたします。




藤咲でした。


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「東雲くん、君は誘いを断らない。これは私の第六感だ」

すべてはYを中心に回っている。
ようこそ、超能力開発研究同好会へ。






『ぼくとその研究対象Yの日常。』
文庫サイズ/96p/700円


藤咲が初めて作った記念すべき小説本。

ヘンテコな部活に引きずり込まれた大学生、“かをる”を始めとした複数の主人公がYこと須藤薫子(スドウ ユキコ)と過ごす日々を綴ったオムニバス。
笑って怒って、たまに恋もして。はてさて、先代部長の正体は何者なのか?

一編でも成り立ちつつ、時系列がバラバラの五編すべて通すと繋がる構成になっています。



【登場人物】

須藤 薫子(スドウ ユキコ)
全編に登場する中心人物。高校一年~大学三年。
大学では超能力開発研究同好会の二代目部長を務めており、学内でも奇人変人と有名。
切れ長の目にフレームのない眼鏡を掛けた、髪が長くスラリと背の高い女性。

東雲 かをる(シノノメ カヲル)
メイン主人公の青年。大学二年生。
薫子によって超開研に所属させられた苦労人。子犬のような丸い目をしている。
いつも薫子を叱りつけつつも放っておけないようだ。

妹尾 凛太(セノオ リンタ)
薫子と一番付き合いが長い。高校一年~大学二年生。
肩に届きそうな程度伸ばした髪を結んだ青年。
ややつり目がちでキツい印象の割に面倒見がいい。万年思春期。

佐野 奈々美(サノ ナナミ)
明るく朗かな女性。大学一年生。
一生懸命で脳内が常に忙しい。ぼんやりしているようで、意外とよく見ている。
たっぷりとした髪を二つに結った、恋する乙女。

先代部長(センダイブチョウ)
超開研を立ち上げた人物。大学二年~?
名前はハッキリせず、いつも胸に「園田」と刺繍された白衣を着ていた。
面白いことには目がない超能力オタク。現在はどうやら行方不明のようだ。


******


身近な科学にもちょこっと触れつつ、青春を謳歌している青年たちの日常を描いた物語。
徐々に自身を取り巻く人物が増えるにつれ、変化を見せる薫子にもご注目ください。

最初の二編、なんとpixivにて試し読み公開しております。
他にも複数投稿しておりますので、ぜひ。

ちなみに表紙の絵は藤咲が彫った消しゴムはんこを捺したものでして、
登場人物を表しているのです。薫子だけ複数あるという。
誰がどれなのか、読了後に改めて見てみるのも楽しいと思います。


******


藤咲が大学生二年の時に書いた1,200字程度の短編を元にして広がったお話です。
最後にどうやってまとめようか悩みに悩んだのが最早懐かしい、今年の一月に関西コミティアで販売した本でした。

一番楽しかったのは一生思春期してそうな三話目、凛太パート。
もともと子供の頃には恋愛系の漫画をよく描いていた藤咲としては馴染みの展開。
二人きりになった部室で薫子と凛太がする会話がお気に入りです。



この作品、一口に「テーマ」と考えると中々表現が難しく思います。でも、作中で大事にしていたことがひとつ。


自分のやりたいことを貫く強さ。それに対する憧れ。
その背中は、真似をしたくはないけど、どこか格好いい。

そんな存在です。


薫子にとって先代が、かをるにとって薫子がそうだった存在。その力強さに、藤咲自身もどこか憧れて書いていました。

そしてその信念を覆う硬い心の殻をノックする存在も大切な役割です。

それがどんなプロセスで描かれていくのか、ぜひお確かめください。


ここだけの話、タイトルの一人称は「ぼく」で正しいのですが。
表紙を作る時に間違って「僕」と変換してしまったのですよ……へへ…。



まだ在庫のある商品ですので、次回イベントでも引き続き販売いたします。
よろしくお願いいたします!




藤咲でした。

(2019.12.20 加筆修正)

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プロフィール
HN:
藤咲 沙久
年齢:
32
性別:
非公開
誕生日:
1991/10/28
趣味:
創作
自己紹介:
年相応に見られない成人。
なんでプロフ画像こんな大きくなるかね。
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